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CSSでコマ送りのように動きを切り替えるアニメーション
こんにちは。田村です。
CSSアニメーションで、コマ送りのような「カクカク」と動きを切り替えるアニメーションを作りたい場合がありました。
そんなときはsteps() 関数を使うと実現可能です。
steps() とは?
steps() は、CSSアニメーションの animation-timing-function プロパティで使われる関数の一つです。
通常のアニメーションが滑らかに動くのに対し、steps() を使うと 「段階的に進むアニメーション」 を作ることができます。
どんな場面で使えるのか?
スプライトアニメーション
1枚の画像に複数のフレームを描き、steps() を使って特定のフレームごとに切り替えることができます。
コマ送りアニメーション
動画を再現するようなアニメーションをCSSで実現できます。
進行状況を表現
プログレスバーなど進行状況の表示に使用できます。
基本的な使い方
steps() 関数には、2つの主要な引数があります。
steps(段階数, タイミング)
段階数
アニメーションを何段階に分割するかを指定します。
steps(4) → 4段階の動き
タイミング
jump-none
0%と100%の状態を表示して間は均等に埋める
jump-start / start
コマの最初に動くので開始時0%の状態は見えない
jump-end /end
コマの最後に動くので終了時100%の状態が見えない
jump-both
startとendの動きをして間を埋めるので0%と100%の状態が見えない
.element {
/*アニメーションを4段階に分けて、各ステップが終了後に切り替わる。*/
animation: example 4s steps(4, end) infinite;
}
@keyframes example {
from {
background-position: 0 0;
}
to {
background-position: -400px 0;
}
}
まとめ
steps()関数は段階的な動きが必要なアニメーションに利用できます。
また、start と end の使い分けで、タイミングを調整できます。
スプライトアニメーションやプログレスバー、コマ送りなど、幅広い用途に活用可能ですのでぜひ試してみてださい!
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この記事を書いた人

たむら しょうご
HTML&CSSコーダー
ウェブアクセシビリティ対応、フロントエンド開発、CMSを利用したウェブサイト制作を担当しています。
趣味はガーデニングです。
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