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CSSでスクロール同期アニメーションを実現する

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こんにちは。田村です。

CSSアニメーションの機能でスクロール位置とCSSアニメーションを同期させることが可能になるのをご存知でしょうか。
view-timeline と animation-timelineのプロパティを使うと、スクロール位置とCSSアニメーションを同期させることが可能になります。
今回は、view-timeline と animation-timeline の基本的な使い方を解説します!

※2025年1月時点では、Google Chrome、Edgeは対応していますが、Firefox、Safariは対応していません。

view-timeline と animation-timeline とは?

view-timelineとは?

view-timeline は、スクロール領域(ビューポート)に基づいたタイムラインを定義するためのプロパティです。
これにより、特定の要素がビューポート内にどの程度見えているかを計算し、その進捗をタイムラインとして利用できます。

animation-timelineとは?

animation-timeline は、アニメーションの進行をタイムラインに同期させるためのプロパティです。
通常のアニメーションは時間(animation-duration)で進みますが、animation-timeline を使うとスクロール量やタイムラインの進行によってアニメーションをコントロールできます。

どんな場面で使えるのか?

スクロール連動アニメーション
スクロールに合わせて要素がフェードイン・スライドインする
パララックス効果
進捗バーのアニメーション
ページのスクロール量に応じてプログレスバーを伸ばす

基本的な使い方

view-timeline を定義

要素にスクロール軸に沿ったタイムラインを指定します。

.scroll-container {
    view-timeline-name: scroll-timeline; /* タイムライン名 */
    view-timeline-axis: block;          /* 縦方向のスクロールを使用 */
}




アニメーションに animation-timeline を設定

アニメーションをタイムラインに同期させます。

.animated-element {
    animation: fade-in 1s linear both;   /* アニメーション基本設定 */
    animation-timeline: scroll-timeline; /* タイムラインと同期 */
    animation-range: contain 0% contain 100%; /* タイムラインの範囲 */
}




animation-rangeの動きは理解するのが難しいですので、View Timeline Ranges Visualizerツールを使うと視覚的に理解しやすいです。
確認してみてください。


注意点とブラウザ対応状況

2025年1月時点では、
Google Chrome、Edgeは対応していますが、Firefox、Safariは対応していません。

実際に使用する場合は、ブラウザの要件など確認して使用してください。

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