Webサイトにも、定期的な点検を

A11yWorkFlow Webアクセシビリティ検査ワークフロー

相談と作業範囲の確認から、計画、試験、結果の報告・公開、修正と次回の点検まで。
Web制作会社が迷わず進められる、実務の手順と無料ツールのセットです。

検査ワークフローでできること

自動ツールまかせにせず、「人がどこを見て、どう判断したか」の理由をしっかり記録に残せます。

  1. 相談を聞き、作業範囲を確認する

    お悩みを聞いて現状を調べ、今回行うことと成果物を提案書にまとめます。

  2. 調べる範囲を決める(合意)

    計画書を作成し、対象ページや確認方法をお客様と合意します。

  3. 結果を報告・公開する

    問題点と理由を報告書にまとめ、公開する方針や試験結果を整えます。

  4. 修正と次回の点検につなげる

    修正・再確認の担当と時期を決め、残った課題や次回の予定を引き継ぎます。

作成できる書類と公開ページ

最初の相談から次の点検まで、実務で使う書類の見本や公開用ページのテンプレートがそろっています。

お客様と確認・共有する書類

作業は5つのステップで進めます

スターターキットには、各ステップの案内、使用するツール、書類の見本が入っています。

  1. ステップ 1 見る
  2. ステップ 2 決める
  3. ステップ 3 確かめる
  4. ステップ 4 残す
  5. ステップ 5 次の点検を
    準備する

無料スターターキットをダウンロード

ZIP形式・登録不要
案件フォルダ、進め方の説明、書類の見本が含まれています。

始める前の準備

最初はお客様のお悩みを聞き取り、基本情報を書き留めることからスタートします。

  • お客様への質問シート:相談内容を聞く7つの質問(内容・見本を見る)
  • 案件メモ:お客様名・サイト名・URLをメモするファイル(スターターキット内 project.md)

回答したシートを作業フォルダに入れてから進めます。AIを使う場合は、チャットにシートの内容を渡してもらってもOKです。

進め方

人の手だけで進める場合:
フォルダ内の案内と見本に沿って、下の5つのステップを順番に進めます。
※初めての方は 基本解説 や WAIC 試験実施ガイドライン をご覧ください。

AIと話して進める場合:
資料を渡すと、AIが書類の下書きやツールの入力データを自動で用意してくれます。

  1. 作業フォルダをAIツール(CursorやClaude Codeなど)で開く
  2. 下の指示文を送る(AIが資料を読み、足りない点だけ質問して準備を進めます)
  3. できたデータをツールの「開く」で読み込み、画面で確認・修正して「保存」する

AGENTS.mdを読んで、この案件を進めてください。すでにある資料を使い、今必要なことだけ聞いてください。

【重要】合否の判定は人が行います:AIは書類作成の補助です。合格・不合格の判断をAIが推測で埋めることはありません。必ず人が確認して判断します。

  1. 1. 相談を聞き、作業範囲を確認する(見る)

    質問シートや手元の資料で要望を確認し、サイトを2〜3ページ下見します。現状と今回行うこと、成果物を提案書にまとめます。

    アクセシビリティ自動検査を開く

    お客様と確認する書類AIに下書きを頼めます

    完了の目安:現状と今回行うこと、成果物が提案書にまとまり、内容を確認できている状態。

    次にすること:提案書をもとに、検査計画書で対象ページ・目標・方法・日程を具体化します。

  2. 2. 検査計画書を作る(決める)

    調べるページ・目標レベル・日程などを計画書にまとめ、お客様と合意します(未定の項目は、作業に入る前までに決めれば大丈夫です)。

    アクセシビリティ検査計画書を開く

    完了の目安:対象ページ・目標・確認方法・日程を計画書で確認できている状態。

    次にすること:保存した計画をもとに、検査記録簿の入力データを準備します。

  3. 3. 計画に沿って試験する(確かめる)

    計画書に沿って、対象ページをツールと人の目で確認します。Chrome拡張「検査員」で見ながら、判定と理由を記録簿に入力します(迷う項目は「要確認」で残してOK)。

    試験を始める前に、基礎理解を確認する

    アクセシビリティ検査員を開く

    完了の目安:全項目の確認が終わり、判定と理由をすべて記録簿に入力した状態。

    次にすること:記録簿から結果データを書き出し、報告書をまとめます。

  4. 4. 結果を報告・公開する(残す)

    検査記録簿から、計画に含まれる試験結果や公開用の方針を書き出し、報告書をまとめます(サイトへの公開はお客様と合意した場合のみ行います)。

    方針は、2で決めた対象範囲・目標と今後の取組を文書にします。公開済みの方針があれば内容を更新します。発注条件などで事前公開が指定されている場合は、その時期に合わせます。

    アクセシビリティ検査記録簿で書き出す

    公開するページ公開を合意した場合に載せます

    お客様と確認する書類AIに下書きを頼めます

    完了の目安:報告書の提出・説明が終わり、公開の実施状況と残る課題を共有できた状態。

    次にすること:修正・再確認の担当と時期を整理し、次回への引き継ぎを残します。

  5. 5. 修正・再確認し、次回につなげる(次の点検を準備する)

    報告後は、決めた担当と時期に沿って修正・再確認を進めます。残る課題と今回の記録、翌年など次回の予定を「引き継ぎメモ」に残します。

    検査記録簿で引き継ぎを整理する

    次の担当者へ残す記録AIに下書きを頼めます

    準備完了の目安:修正・再確認の担当と時期、残る課題、次回に使う記録と予定が分かる状態。修正や点検の実施状況は、その後も更新します。

    次回の点検を始めるとき:同じ案件フォルダをAIで開き、「次の点検を始めたい」と伝えます。1で前回からの変化を確認し、新しい計画書を作ります。前回の判定は参考にし、今回の結果は空から記録します。

デモサイトで確かめる

実際のページを使って、ツールの操作や検査の流れを体験できる練習用サイトです。

a-blog cms統合版で管理する

1つの案件を検査・報告するだけなら、すべて無料ツールで完結します。社内のCMSに検査記録をずっと残しておきたい場合や、たくさんのサイトをチームで管理したい場合は、有料の「a-blog cms統合版」が便利です。

比較項目 無料ツール a-blog cms統合版
1案件の確認・報告を進める できる できる
データの保管場所 自分のパソコンでファイルを管理 CMSに保存(チームで共有可能)
報告書の作成 出力したファイルを自社の書式に整える Webページ形式の報告書を自動作成
次回の点検 過去のファイルを見ながら新しく計画 CMS上の記録をもとにそのまま新計画を作成

統合版の機能と料金を見る

よくある質問

1案件だけ試せますか?

はい、試せます。1つのサイトを検査・報告するだけなら、すべての工程を無料ツールだけで進められます。

どこから始めればよいですか?

初めての場合は、ステップ1の「相談を聞き、現状を調べる(見る)」から始めましょう。すでにお客様との打ち合わせや対象ページが決まっている場合は、ステップ2の「計画書」から始めても大丈夫です。

すべて自分で判断する必要がありますか?

いいえ、すべてをひとりで判断できなくても大丈夫です。自動ツールでは判定できず、迷いやすい項目もあります。作業中は「まだ分からない」、報告書では「要確認」として残しておき、難しい部分だけ専門家に相談することもできます。分からない項目で手が止まってしまわないよう、気軽に相談してください。

費用はどこで確認できますか?

基本的な検査・書類作成ツールはすべて無料で使えます。検査結果をファイルに保存できるChrome拡張のPro版や、Webサイト上で記録を管理できるa-blog cms統合版のみ有料です。料金の詳細は、Chrome拡張機能やa-blog cms統合版のページをご覧ください。

ツールやAIが作った書類は、そのまま提出できますか?

あくまで「下書き」としてお使いください。サイトの目的や制作条件はお客様ごとに異なるため、お客様への提出やWeb公開の前に、内容に間違いがないか必ず人の目で確認してください。
なお、作成される書類は「自社で実施した検査の記録」です。公的な認証や第三者による保証を与えるものではありませんので、最終的な確認と責任はご担当者様にてお願いいたします。

そのほかの質問はよくある質問にまとめています。

公開・販売・運用のことで困ったら、まずは「ましじめ」へ

ウェブサイトの制作や改善、AI活用、アクセシビリティ、
商品やサービスの見せ方まで、何から手をつければよいか分からない段階でもご相談ください。
自社事業の経験と専門的な技術力を活かし、無理なく続けられる形をご提案します。