十分な時間のガイドライン

2.2.1タイミング調整可能の達成基準(レベルA)

コンテンツの利用に制限時間を設けない

この達成基準は、利用者が自分のペースでコンテンツを利用できるようにすることを目的としています。コンテンツの利用に長い時間を要する利用者もいるため、原則としてイベントなどやむを得ない場合を除き、制限時間を設けるべきではありません。セキュリティ上の理由で制限時間を設ける必要がある場合は、利用者が操作することで時間を延長できるようにする必要があります。

実践すべきこと

WCAG 2.0
制限時間の回避
  • 利用者がコンテンツを自分のペースで利用できるよう、制限時間の設定を避ける。

運用者への注意

定期的な確認
  • 新規ページや更新されたコンテンツにおいて、制限時間が設定されていないか定期的にチェックする。

開発者への注意

時間制限の非実装
  • 制限時間を設定する機能の実装を避け、もし実装する場合は利用者が時間を延長できるオプションを提供する。

2.2.2一時停止、停止及び非表示の達成基準(レベルA)『非干渉』

動きのあるコンテンツや自動再生メディアをコントロールできるようにする

この達成基準は、利用者が集中を乱されずにコンテンツを利用できる環境を提供することを目的としています。動きのあるコンテンツや自動再生するメディアは、利用者の注意を妨げる可能性があります。

実践すべきこと

WCAG 2.0
コントロールの提供
  • 利用者が自ら動きのあるコンテンツや自動再生するコンテンツを一時停止、停止、または非表示にできるような機能を実装する。

運用者への注意

定期的な確認
  • 新規ページや更新されたコンテンツにおいて、利用者によるコントロールが可能か定期的にチェックする。

開発者への注意

利用者のコントロール実装
  • アニメーションや自動再生動画に対して、利用者が簡単にアクセスし、使用できる停止または非表示のコントロールを提供する。
キーボードアクセス可能性
  • 提供されるコントロールは、キーボードのみで操作可能であることを確認する。

2.2.3 タイミング非依存の達成基準(レベルAAA)

WCAG 2.1 解説書

2.2.4 割り込みの達成基準(レベルAAA)

WCAG 2.1 解説書

2.2.5 再認証の達成基準(レベルAAA)

WCAG 2.1 解説書

2.2.6 タイムアウトの達成基準(レベルAAA)

WCAG 2.1 解説書

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